【都道府県対抗男子駅伝】4年ぶり入賞目指す鹿児島チーム、中学から社会人まで穴のない布陣で臨む 

2023年1月22日 9:15

入賞に向け、意気込む鹿児島チーム=広島国際会議場
 第28回全国都道府県対抗男子駅伝は22日、広島市の平和記念公園前発着の7区間48キロである。午後0時半スタート。21日は開会式と監督会議があり、47チームのオーダーが決まった。鹿児島チームは前半を粘り、後半で入賞圏内に浮上する展開を見据え、4年ぶりの8位入賞を目指す。

 新型コロナウイルスの影響で、3年ぶりの開催。鹿児島チームは登録選手に変更があり、補欠に石丸修那(出水中央高)、愛下慶士(加治木中)が加わった。出場メンバーの調子は上向きで、中学生から社会人まで穴のない布陣がそろった。

 1、2区はロードに強い塚田(鹿児島実高)と、全国中学駅伝4区4位の前田(国分南中)を起用。3区には成長株の石丸惇(創価大、出水中央高卒)を抜てきした。最長13キロの最終7区は、エース市田孝(旭化成、鹿実高出身)を配置し挽回を図る構図だ。

 高校生区間の4、5区は、全国駅伝に出場した出水中央高の飯田と池田がたすきリレー。ダイナミックな走りが魅力の6区黒田(出水中)にも期待したい。

 小田原秀樹監督(高尾野中教)は「序盤で流れに乗れるかが鍵。県の過去最高タイムである2時間19分52秒を切りたい」と意気込む。

■夫婦で選手宣誓

 今年の国体開催地である鹿児島を代表し、市田孝主将(旭化成)が3年前に続いて選手宣誓に臨んだ。15日の女子駅伝では、妻の西田美咲主将(エディオン)も「ブラボーな走りをする」と大役を務めたばかり。右手を胸に当て「3年ぶりの開催。広島に集えたことにとても感激している」と言い切った。

 サッカー・ワールドカップ日本代表の活躍を踏まえながら健闘を誓った。7位入賞した女子の勢いを継ごうとメッセージも夫婦でそろえたという。

 開会式後は「レースより緊張した。肩の荷が下りた」とほっとした様子。「かんでしまった」という前回の宣誓と比較し「今回は90点ぐらいはあげたい」と満面の笑みを浮かべた。
選手宣誓をする鹿児島の市田孝主将=広島国際会議場

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