中国ロケットの残骸か  桜島上空を光の筋横切る 鹿児島県本土でも目撃、霧島市の中村さん撮影 10日夜の「火の玉」 

2023年5月11日 21:48

桜島方向に見える光の筋=10日夜(中村雅俊さん提供)
 鹿児島県奄美諸島や沖縄県の上空で10日夜に目撃情報が相次いだ「火の玉のようなもの」は、鹿児島県本土でも確認されていたことが11日分かった。

 神奈川県の平塚市博物館の藤井大地学芸員(37)は「中国が昨年11月に打ち上げたロケットの残骸の可能性がある」と説明。ロケットの大気圏への再突入の予報や軌道情報などから推測したという。

 霧島市隼人の会社員、中村雅俊さん(46)が終日桜島方向を撮影しているビデオカメラには、南の空を1分以上かけて流れる光の筋が写っていた。中村さんは「データを確認したところ、火の玉が見えて驚いた」と話した。

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