バレーボールV3・兵庫デルフィーノ ファン獲得へ地方都市と提携 子ども向け教室と農業支援に注力「選手を身近に感じて」 

2023年8月19日 21:21

兵庫デルフィーノの選手にアドバイスを受ける子どもたち=大崎町総合体育館
 地域のスポーツ振興と担い手不足に悩む農業を支援しようと、バレーボールVリーグ3部(V3)の「兵庫デルフィーノ」(兵庫県尼崎市)が12日、鹿児島県大崎町を初めて訪れ、子ども向け教室と農産物販売で交流を深めた。チームは「今後、大崎町でホーム戦ができれば」と意気込んでいる。

 チームは2023-24シーズンのV3降格などをきっかけに、ファン増加と選手の魅力向上につなげようと、姉妹都市宣言や農業支援に力を入れる。片平農産(同町)の関係者と知り合う機会があり、チームが農産物の販売協力やバレー教室開催をすることになった。

 町総合体育館では、選手16人が小中学生48人に指導。大崎中バレー部元主将の3年、中尾美悠さんは「ノリが良くて聞きやすかった」と笑顔だった。その後選手らは、大崎の夏祭りで片平農産のカットスイカ・メロン販売に協力。同社の片平真佐江社長(56)は「思わぬ形で地域貢献してもらった」と喜んだ。

 チームCEOの栗崎純一さん(38)は「選手を身近に感じてもらえたのでは。大崎や鹿児島の人たちに愛されるチームになりたい」と語った。
カットスイカ販売に協力する兵庫デルフィーノの選手ら=大崎町の大崎小学校校庭

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