保護者同意なしに契約できる18、19歳 相談最多は脱毛エステ「店が倒産」「高額な解約料請求」 県22年度まとめ 

2023年9月14日 8:03

 鹿児島県は13日、2022年度に寄せられた18、19歳の消費者トラブル相談の最多は脱毛エステティックと明らかにした。副業サイトと、インターネット通販をはじめとした健康サプリメントなどの定期購入が続いた。いずれも男女の垣根はなく、慎重な契約を求めている。

 消費者行政推進室によると、県窓口への18、19歳の相談件数は22年度55件で、ともに47件だった20、21年度より増えた。成人となったことに伴う消費者意識の高まりなどが背景にあるとみられる。

 55件の内訳は、脱毛エステ9件、副業サイトと定期購入が各5件。脱毛エステの主な相談事例は「通っていた店が倒産した。返金してほしい」「高額な解約料を請求された」など。

 成人となることで保護者らの同意なしに契約が可能になる。同室は「契約は簡単には取り消せない。宣伝をうのみにせず、冷静に確認してほしい」と呼びかけている。

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