糖尿病=自己管理できない…根強い偏見、内定取り消す事例も 「発症要因は人それぞれ」研究者が正しい理解を訴え 

2023年9月26日 11:43

糖尿病を取り巻く偏見の払拭を訴える西尾善彦教授=24日、鹿児島市の城山ホテル鹿児島
 糖尿病患者への偏見の解消について考える市民講座が24日、鹿児島市の城山ホテル鹿児島で開かれた。糖尿病に詳しい鹿児島大学大学院の西尾善彦教授が登壇し、病気の正しい理解に向けて発信した。

 西尾教授は患者を取り巻く「スティグマ(偏見)」として、自己管理ができないという負のイメージがあることや内定取り消しなどの事例を説明。病気の原因として日本人に元々インスリン分泌が少ない体質が多いことや遺伝などを挙げ、「発症の要因はそれぞれで、その人が病気になったことに責任はない」と強調した。

 「現在は対処する方法はたくさんある。糖尿病でも活躍できる世の中になるよう周りの人は応援してほしい」と訴えた。

 鹿児島中央ライオンズクラブ主催で、約400人が参加した。経済アナリストの森永卓郎氏は、糖尿病体験談を話した。

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