銀座、熊本城、福岡タワー…そのイルミネーションにはエルムのLED技術が使われています 

2023年9月27日 17:00

エルム製LEDを使った東京メトロ銀座駅(エルム提供)
 鹿児島県南さつま市の電気機械器具メーカー・エルムとグループ会社が関わる発光ダイオード(LED)照明が、東京・銀座の50カ所以上のビルや店舗のイルミネーションとして輝いている。東京メトロ・銀座駅では3路線のラインカラーに同社製LEDを使用。ほかにも熊本城、福岡タワーと全国の夜を彩っている。

 銀座では松屋銀座、銀座プレイス、有楽町マリオンといった大手百貨店や商業施設の外壁を飾るほか、有名ブランドやホテルと街中心部の照明を席巻する。

 2020年に大規模リニューアルした銀座駅は光の演出が目玉。エルム製LEDが銀座線のレモンイエロー、丸の内線のチェリーレッド、日比谷線のシルバーホワイト色を表す。改札や通路、ホーム、地上出入り口と各所を照らしており、光に沿って歩けば目当ての路線にたどり着けるという。宮原隆和社長(72)は「微妙な色を出すのは難しかったが、エルムが特許を持つ技術が生きた」と話す。

 同社のLED開発は県内の電照菊農家の電気代削減に応える形で06年に始まった。建物などの価値を高める付加価値照明の分野にも進出し、11年に販路として同分野のトップ「カラーキネティクス・ジャパン」(東京)を買収。昨年、新会社「アーキテイメント」(同)も創業した。グループ2社が照明プランを企画し、既製品がない場合にエルムが特注品製造を担う。

 全国各地でもエルムグループの照明が街に華やぎを与える。横浜タワー、福岡タワー、さいたまスーパーアリーナ、京都駅、富岡製糸場(群馬)、天文館公園イルミネーション(鹿児島市)と数知れない。

 宮原社長は「LED照明で夜間の経済活動が活性化され経済効果も大きい。光により人の気持ちも変わる。鹿児島発のLEDで世の中を明るくできれば」と話している。
エルムが開発した東京メトロ・銀座駅のLED。左から銀座線、日比谷線、丸の内線を表す=南さつま市
ウクライナの国旗色にライトアップする熊本城(エルム提供)

政治・経済   一覧
注目のニュース