南日本新聞会館よむのび教室佐渡のトキのひなが巣立った。人気の屋台村の好影響が周辺のお店にも。通算2000本安打にあと1本のソフトバンク・小久保が腰痛で離脱―子どもたちはその日の紙面から「気になるニュース」を選び、感想を寄せました。

5月26日、鹿児島市の南日本新聞会館で開いたよむのび教室の一こまです。親子19組46人が参加しました。2時間のうち、まず読者センターの川路真一が新聞の読み方や意義などを説明し、新聞活用のワークシートを使って「気になるニュース」を選んでもらいました。

「大統領もぼくと同じ髪?」。アメリカ・ホワイトハウスで黒人の男の子がオバマ大統領の頭を触って感想をもらした記事を選んだ女の子は、「地位の違いを超えて面白い」と発表。小久保離脱の記事を選んだ同市の中郡小6年、浜崎優君(11)は、「こんなに一生懸命で、小久保選手はすごいなあ」とシートに書き込みました。

お母さんのいつみさん(35)は、「新聞は私も主人も職場で見ますが、家ではとっていないので子供は見る機会がありませんでした。これを機に文章を読むことが好きになってくれれば」と話してくれました。

よぶのび教室後半は読者センターの上ノ園弘が作文の書き方について話しました。新聞感想コンクールで入賞した作文を紹介しながら、「興味を持ったことを素直に」などと説明。鹿児島市の天保山中1年、園田七海さん(12)は、「情報の大切とか今日の話を生かして頑張ります」。お母さんの泰子さん(39)は「作文は難しいと思っていましたが、素直な気持ちを出せばいいのですね」と語りました。

受講者の方にそれぞれ書いていただいたアンケートでは、「もっと具体的にポイントを押さえた内容がほしかった」「作文をうまく書けるコツなどをもっと知りたい」といったご意見もいただきました。ありがとうございました。

(宮下 正昭)