曽於市末吉の柳迫地区高齢者学級で7月10日、午前9時半から1時間、「新聞の親しみ方」について25人に話をさせてもらいました。参加した方はふだんインターネットを使わない方ばかり。「紙の良さがあるので自信を持って、紙の新聞を読んでください」と伝えました。同市各地区の公民館で6月から行っている教室の5度目でした。
紙の新聞の良さは、パソコンや携帯の画面よりずっと広い一覧性があり、見やすいことです。また、新聞社がニュースの価値をよく考えて見出しや分量でメリハリをつけて報道していますので、毎日の生活に役立つ情報と出合うことができると思います。情報の正確性や信頼性にも一日の長があります。
見出しや記事の結論が書いてある前文(第1段落目)を読んで、素早く内容を把握できることも紹介。6月にオウムの菊地容疑者が逮捕されたニュースが飛び込んできたときに、1面が刻々と作り替えられていく様子を紙面の途中経過を見せながら説明しました。
参加者の方々は、時折笑顔を見せながら聞き入ってくれました。同市末吉町深川の主婦田代壹子(いちこ)さんは「ふだん何気なく新聞は読んでいました。見出しなどで要点をとらえる見方がわかりました」と話してくださいました。
南日本新聞の末吉、財部、松山販売所の所長さんらも参加。音読の効果を伝え、南風録スクラップ帳を参加者にプレゼントしました。
(角倉 貴之)