鹿屋市教育委員会NIE専門部会研修鹿屋市教育委員会NIE専門部会研修が8月2日、同市役所7階ホールであり、管内の小・中学校の教諭や、錦江町、東串良町、出水市教委から計42校50人の教職員が「新聞を活用したワークショップ」術を学びました。同部会は県内の市町村単独では初めて今年6月に発足しており、今回が2回目の研修会。県NIE推進協議会と県NIE研究会からNIEアドバイザーら4人が講師として招かれました。

まず、県NIE推進協の久永純也事務局長(元南日本新聞社論説委員)が「コラム 読み比べの楽しみ・書く苦しみ」として講演。今回3選を果たした伊藤祐一郎知事に関した南日本新聞の1面コラム「南風録」3本を紹介し、「初回は正統派で応援型、2回目は期待を寄せたチクリ型」と感想。3回目のコラムについては「もうちょっとヒネリを利かせてもよかった」と評価しました。他紙の1面コラムとの比べ読みも含めコラムの書き方、読み方、楽しみ方を参加者に語りかけました。

続いて県NIEアドバイザーの尾辻孝徳さん(鹿児島市立花野小)福丸恭伸さん(同市立城西中)、県NIE研究会の森田直樹さん(肝付町立高山中)の3教諭によるワークショップ。50人の参加者が8班に分かれ当日付けの南日本、日本経済、毎日、朝日、読売、西日本の新聞を基に、「どの教科、分野で実践できる記事か、その記事を使うことでどんな力が付くか」意見を出し合い、授業として使える記事を切り抜き、班ごとにまとめ発表しました。

一つの班は、この日ロンドン五輪バドミントンの「無気力試合」を報じた記事を題材に「メダルを目指すか、スポーツマンシップか」をテーマに学級討論できるのでは、と紹介。別の班は、卓球の石川佳純選手を取り上げた記事に注目し、「石川選手の夢、努力、そして家族や周りの支えという記事の流れを子どもたちに読み取らせたい。夢をかなえるためどうするのか、挫折があることも五輪関連記事をメーン題材に子供たちに気づかせたい」と語り、小学5年生の社会科の授業「情報の中に生きる」での活用を提案した。

県内市町村唯一のNIE専門部会として本格的に活動を始めた鹿屋市教委。専門部会長の永田清文・西原小校長は「大隅にNIEの拠点をつくりたい」と抱負を語っています。

(上ノ園 弘)