第3回鹿屋市NIE部会研究授業第3回鹿屋市NIE部会の研究授業が10月10日、鹿屋市立西原小学校でありました。同小の山之内友里恵教諭が、5年生国語の「和語・漢語・外来語」の単元で新聞を活用しながら授業を行いました。その様子を、同市教育委員会や同市内の各小中学校教職員約50人が参観、新聞活用の“手法”を学びました。

授業は、和語・漢語・外来語の由来を理解し、音読み・訓読みの語感、言葉の使い方に対する感覚に関心を持つことを狙いに進められました。山之内教諭はまず教科書を基に「身の回りの文章にはどんな種類の言葉があり、どのように使われていますか」と、子どもたちに問いかけます。「初めて触れる言葉でも意味から想像できることを知ることは、国語以外の他の教科にもつながります」と、一つの知識がいろんなことに広がることを紹介しました。

「ヘルシーでベストなボディーをゲットしょう」という新聞広告の見出しを示し、お年寄りにも分かるように外来語を和語に置き換えてみようと提案。さらに、南日本新聞の8月11日付、ロンドン五輪女子サッカー決勝を報じるスポーツ面の見出し「完全燃焼 『夢』次章へ」を教材に、「低学年にも分かるように置き換えるとどうなりますか」。子どもたちは「ぜんぶ燃えつきた、夢は次へ」などと漢語を和語に直して答えていました。

「新聞の見出しは文字数を少なくするため漢語が多く使われます。和語に置き換えることで低学年にも、お年寄りにもうまく伝わりますね」と山之内教諭。「身近にある文章、日常生活で出合う言葉にも和語・漢語・外来語があり、相手にわかりやすいように使い分けされていますね」と結びました。

研究授業を受けた柿添達哉君(11)は「自分の知らないところで、文字にこんな意味があったんだ。楽しい授業だった。これから新聞の見出しを読むのが楽しみ」と感想。同市NIE部会の永田清文会長(西原小校長)は「かねて目にしている新聞を授業に使うことで子どもたちの興味を引き付けられる。授業中の目線も落ち着いてくる」と話しました。脇役である新聞を授業にうまく使うことで、主役の教科を一段と輝かせる事ができるのかもしれません。

(上ノ園 弘)