十島村小宝島新聞講座鹿児島市から船で12時間、人口60人近くの十島村の小宝島。10月23日、この小さな島の分校に新聞講座に出向きました。

小宝島に新聞が届くのは1週間に2回の村営定期船が寄港する時だけです。早くても1日遅れで届く新聞。「新聞」でなくいわば「旧聞」です。でも、新聞の教育活用方法にはさほど違いはないのかもしれません。

宝島小中学校小宝島分校。元気で明るい表情で出迎えてくれた小・中学生11人に、新聞の読み方や役割について40分ほど説明しました。もともと、南日本新聞の「若い目」や「子供のうた」に投稿し掲載されたことも多い子どもたちです。「新聞を読んでいる人」という問いに勢いよく手をあげてくれていました。今回の講座で、これまで以上に新聞に興味を持ってくれることと思います。

教職員や保護者など15人の学校関係者にも授業や家庭での新聞活用学習法について話をさせてもらいました。「先生方が新聞を教材として意識して読むことが大切。気になる記事、授業で使えそうな記事があったらスクラップして。新聞活用は目的でなく手段です」と、実践例を交えながら紹介しました。皆さん、関心を持って耳を傾けてくれました。

新聞を教材として活用するのは、何も当日の記事である必要はありません。記事をスクラップしておき、単元内容にあわせて教材にすることで、より効果的な授業につながります。その日の朝刊が届かないようなアクセスが悪い小規模校でも、新聞活用は十分可能です。小宝島のみなさん、お世話になりました。

(川路 真一)