曽於市の末吉高校で、「よむのび教室」を開きました。弥五郎どん祭りなど、地元には神秘的な文化財や祭りがあふれていることを紹介。また、取材の裏話を交えながら、正確な情報をいち早く得ることが、人生に豊かさをもたらすことも訴えました。
授業の一環として5月23日に開催、体育館に200人ほどの生徒が集まりました。曽於支局に昨年3月まで3年間勤務した経験をもとに、まず曽於の祭りに言及。鬼追いや弥五郎どん祭り、投谷八幡宮の浜殿下りなどに、よそにない奥深い歴史と先祖の熱い思いが込められていることを説明しました。とくに弥五郎どん祭りは、歴史や民俗、仮面の専門家によって2年かけて調査され、弥五郎どんは隼人の首領の可能性が高いことや、祭りは首領の復活を願った儀式との見方が有力になりつつあることを報告。生徒らは強い関心を示していました。
新聞は、信頼できる専門家に確認をするなど、より正確な情報をもとに制作されていることも紹介。社会に出ると、その情報が人脈を築く手助けや会社での実績づくりに役立つことを強調しました。1時間ほどの講話でしたが、生徒らは最後まで熱心に耳を傾け、メモを取る姿も見られました。
(平峯 幸児)