夏休みを有意義に過ごそうと、曽於市旭ケ丘団地親子会と伊佐市大口元気こころ館で、よむのび教室を行いました。子どもたちは夏休みを前に「新聞の見方、読み方、作られ方」を学び一足先に夏休みの「自由研究の課題」として取り組みました。
曽於市旭ケ丘団地親子会は終業式があった7月19日の午後7時から、団地内にある集会場であり、岩川小学校の1年生から6年生とその保護者約50人が集まりました。同地区を配達エリアとする中迫清人所長が、小・中・高校の新学習指導要領の改訂であらゆる教科に新聞を使った授業が行われることを説明。「新聞活用や親しみ方を親子で学んで、夏休みを楽しく過ごそう」と呼びかけました。
岩川小学校でも上学年を中心に新聞を使った授業が行われていることもあり、新聞ができるまでのDVDを見た後、見出しの作られ方、家庭で新聞の使い方、作文の書き方など熱心に聞き入りました。保護者向けには未来の日本を支える子どもたちが実りある人生を送ることができるよう、また、新聞を使って家庭内コミュニケーション能力が育つよう、新聞の有用性、有益性をPRしました。
予定時間をオーバーする教室でしたが、子供たちは「新聞を作り、配達する人はいつ眠りますか。どうして新聞社に入ろうと思いましたか」など、たくさんの質問が出ました。教室終了後には保護者の方から早速、新聞購読の申し込みもありました。
22日は伊佐市大口元気こころ館で「よむのび教室」を行いました。1年生から5年生までの約40人の子供たちが集まりました。新聞ができるまでのDVDを見た後、当日の新聞紙面から自分が気になった記事や写真を切り抜いて感想を書き、発表する「ファミリーフォーカス」に取り組みました。
新聞の「ひろば欄」の投稿を気になるニュースとして、取り上げ切り抜いた大口小3年生の、くら元ゆうさん(8)は「家に新聞はないけど見て読むのは大好き。作文が上手になりたい」と笑顔で話しました。新聞広告の土用丑の日をPRするウナギのかば焼きに目を付けた同小5年生の男子は「見るだけで美味しいそう。ウナギを食べたい」と発表すると、会場は大きな拍手と笑いの渦に包まれました。
曽於・伊佐両教室とも子どもたちの熱い視線と時事力を育もうとする熱意に圧倒されました。新聞に親しみ楽しんでこれからの人生に生かしてほしいものです。