東日本大震災、新聞で学ぶ 発生10年の号外活用 国分南中

(2021-03-23)
岩手日報の特別号外から被災地の現状を学ぶ2年生=霧島市の国分南中学校
岩手日報の特別号外から被災地の現状を学ぶ2年生=霧島市の国分南中学校
岩手日報の特別号外に見入る2年生=霧島市の国分南中学校
岩手日報の特別号外に見入る2年生=霧島市の国分南中学校
 東日本大震災を新聞で学ぶ授業が22日、霧島市の国分南中学校であった。岩手日報社(盛岡市)が地震発生10年となった11日付で発行した特別号外を活用。2年5組の28人が被災地の歩みに触れ、震災の教訓や復興状況について理解を深めた。

 岩手日報は被災地の現状を知ってもらいたいと、全国の全中学校約1万校に号外を発送した。津波で被災した岩手県沿岸部12市町村の震災直後と現在の比較写真をはじめ、津波が来たら人に構わず一目散に逃げろと説く「津波てんでんこ」の教えを伝える。

 東北地方について2年次に社会の授業で学んだ生徒たちは、グループごとに紙面をめくった。インフラの復旧は進んだ一方、人口減や高齢化で水産業の回復は滞っている現状を学んだ。被災者の願いが「元の生活に戻りたい」から、「教訓の伝承」に移ってきたことを紹介する記事にも見入った。

 宮内彩さんは「復興はまだ途中で、暮らしが全て元に戻ったわけではないと知ることができた。震災を忘れず、自分にできることを考えていきたい」と話した。