人権擁護委員が鹿児島・皇徳寺中で講演

(2020-06-01)
人権について講演する県人権擁護委員連合会の朝廣三雄事務局長と熱心に耳を傾ける生徒ら=鹿児島市の皇徳寺中学校
 鹿児島地方法務局などは5月28日、鹿児島市の皇徳寺中学校1年生(138人)を対象に、学校でのいじめについて考える人権教室を開いた。6月1日の「人権擁護委員の日」に合わせた啓発活動で、新型コロナウイルス感染症に関連する偏見や差別も取り上げた。

 いじめがテーマのDVDを体育館で観賞。県人権擁護委員連合会の朝廣三雄事務局長(75)は「いじめを苦に自殺する人の心を思うとやるせない」と語り掛け、命や人権の大切さを若いうちから考えてほしいと訴えた。講演を聴いた佐藤暁斗さんは「いじめは見て見ぬふりをせず、相手の立場に立った発言をしたい」と話した。

 法務局によると、県内では昨年、5143件の人権相談があった。今年はコロナ関連の中傷などの相談が、これまでに30件ほど寄せられているという。